保護対象のマシンがUserLock と通信できないときはどうなりますか
保護対象のマシン(デスクトップエージェントがインストールされているマシン)がUserLock と通信不可となっている理由によって、2通りの動きをします。
保護対象マシンから、UserLockがインストールされているマシンにネットワーク的に到達できない場合
[想定されるケース]
- 保護対象のマシンがネットワーク外に持ち出されている(かつ、UserLock Anywhereサーバーを設置していない)
- UserLockサーバーがインストールされているマシン自体が起動していない(UserLockバックアップサーバーもない)
[想定される挙動]
保護対象のマシンには、UserLockコンソールの「Server properties」メニュー>「General」セクション内の「Logons without network connection」の設定内容が適用されます。
- 「Always allow connections」が選択されている場合
マシンへのログオン時にはActive Directory認証のみが行われます(Protected accountメニューでアカウントに設定した制限は適用されません)。 - 「Always deny connections」が選択されている場合
マシンへのログオンはUserLockによって無条件に拒否されます。
- 「Ask for MFA」「Force MFA」が選択されている場合
ログオンしようとしているユーザーアカウントが該当マシンでActive Directory認証やMFA認証をパスしたことがあるか否かによって挙動が変わります。
UserLockがインストールされているマシンに到達できているが、UserLockが応答しない場合
[想定されるケース]
- UserLockサーバープロセスが何等かの理由でダウンしている
- UserLockサーバーのライセンスが無効な状態である(有効期限切れなど)
[想定される挙動]
UserLockによる保護は行われません。Protected accountメニューでアカウントに設定した制限はすべて無効となります。
ログオンイベントの記録も行いません。