サーバータイプは3種類です。それぞれ、使用可能な機能メニューが異なります。
- プライマリサーバー
標準のUserLockサーバーです。通常はこちらのサーバータイプでインストールします。 - バックアップサーバー
プライマリサーバーに対するバックアップとして稼働させる、ホットスタンバイ用のサーバーです。
プライマリサーバーで設定した内容は、一定時間毎にバックアップサーバーに同期されます。
また、プライマリサーバーがダウンした際は、自動でバックアップサーバーに制御が切り替わります。 - スタンドアロンターミナルサーバー
ドメインに所属していない、ワークグループの単独サーバーのアカウントを保護したい場合に使用するサーバータイプです。
このサーバータイプ毎の主要機能差異を表にまとめると、以下のようになります。
UserLock機能
|
プライマリサーバー
|
バックアップサーバー
| スタンドアロンターミナルサーバー
|
エージェント配布
| 〇
| × | × |
アカウント保護
| 〇
| × | 〇
|
MFA
| 〇
| ×
| 〇* |
ユーザーセッション
| 〇
| △ | 〇 |
サーバープロパティ
| 〇
| △ | 〇
|
レポート表示
| 〇
| 〇
| 〇 |
レポート出力
| 〇
| 〇
| 〇
|
ログ情報の削除 | 〇 | 〇 | 〇 |
*…プッシュ通知機能は利用不可
バックアップサーバーでは多くの機能が×となっています。
アカウント保護やサーバープロパティで設定した制限やポリシーはプライマリサーバーから同期されたものを適用するため、バックアップサーバー自体でこれらの設定をすることはできません。
スタンドアロンターミナルサーバーは、ネットワーク上の他のマシンを監視することはしないので、エージェントの配布機能はありません。

ドメインに参加しているマシンのローカルアカウントを保護したい場合
ドメイン参加マシンのローカルアカウントを保護する場合は、スタンドアロンモードのタイプでインストールすることで可能です。
その際、ドメインユーザーがマシンにログインした際にはドメインユーザーもアクティブユーザー数としてカウントされることにご注意ください。
また、ドメインに参加している場合にはプッシュ通知機能がご利用いただけます。